結城紬 古くから伝わる最高級絹織物
結城紬は、茨城県結城市周辺に古くから伝わる最高級の絹織物です。
ふんわりと軽く暖かく、素朴さと上質さを兼ね備えた風合いは古くから多くの人々を魅了してきました。
結城紬の歴史は「延喜式(えんぎしき)」「常陸国風土記」に記載されている長幡部絁(ながはたべのあしぎぬ)まで辿ることができます。
結城紬は1956年に「糸つむぎ・絣(かすり)くくり・地機(じばた)織り」の3工程が国の無形重要文化財として指定。
卓越した技巧は、世界にも守るべき貴重な技として、2010年ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
古の技を伝えながら今を生きる絹織物として、時代の感覚に合うデザインが日々生み出されています。


自然から取り出された糸、自然のように美しくうつろう織物
古来より多くの人々を魅了してきた最高峰の絹織物「結城紬」。その一番の特徴は、経糸・緯糸ともにつかう「すべての真綿より手でつむぎだす糸」にあります。結城紬が織物になるまでの数々の手法は、この手つむぎの糸を人が感じ取るため構築されたといっても過言ではありません。
空気をたくさん含むために柔らかで温かく、心地良く優しい良く「結城紬」の美意識は、自然に働きかけ、その良さを最大限に引き出すことにあります。大いなる自然に働きかけ取り出されたこの糸は、時間の経過と共にまるで自然のように美しくうつろいます。
自然から人の手でつむいだ糸-結城紬の糸-を今再び見つめなおし、その物語から始まる織物ブランドを展開します。自然そのもののような、糸の力をまとった「結城紬」と共にある暮らしは、本質的な意味での豊かさを現代社会に提案します。
纏-MATOU-
きものを身につけると晴れやかな高揚感や、凛とした心地になり、特別なひとときをくれます。
「纏-MATOU-」は、きものを纏うように、前あわせ、帯結び、帯締め、など、きものを切るときの所作と同じような所作をすることで、着るときに感じられる高揚感を一緒に纏ってもらいたい。そんな想いから生まれました。
職人の手によって紡き織られた一枚の布。伝統を守る職人ひとりひとりの誇りが、織り込まれている気品ある結城紬から生まれたこの一枚の布は柔らかくしなやかで、着るほどに体になじみ上質な素材は、着る人に語りかけやさしく包み込んでくれることでしょう。






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本場結城紬卸商協同組合
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